網入りガラスとは金網が入ったガラスのことを言います。 火災時のガラスの飛散や延焼を防ぐことができるメリットがあります。 ここではそのような網入りガラスにシートを貼る際の注意点について解説していきます。  

網入ガラスにシートを貼る際の注意点

 

#網入ガラスは熱割れが生じやすい

  ガラスにフォグラスを貼る場合、熱割れに注意しなければいけません。熱割れとは急激な温度の上昇によってガラスが膨張し、遂には割れてしまう現象です。 通常は冷えたガラスに熱湯をかけるなど、極端な温度差によって熱割れが発生します。フォグラスによる熱割れはシートが日光の熱を吸収することで急激に温度が上がることで起こります。シートにシワや弛みが生じて部分的に影ができるのも温度差をもたらします。 また、網入ガラスは内部のワイヤーが熱を吸収するのでより熱割れが生じやすいとされています。そのため、網入ガラスにフォグラスを貼るのは熱割れのリスクを増大させる行為と言えるでしょう。  

#網入ガラスに貼れるシートは基本的に存在しない

  網入ガラスは熱割れが生じやすいことから、本来ならフォグラスは貼らないのが無難です。窓の横一面に広告のようなものを作りたい場合でも網入ガラスの部分は避ける必要があります。 どうしてもフォグラスを貼るなら着色されていない透明のシートを選ぶことが大切ですが、それでも熱割れのリスクが増大する事実は否定できません。 また、熱を吸収する効果のあるシートも貼ることはできないので、フォグラスを広告として用いる際は専門業者への相談が不可欠です。熱割れのリスクが少ない、網入ガラスにも貼れるシートに印刷を行ってくれる業者もあるので、安全に広告を貼ることができます。