看板シートはプロに頼むこともできますが、自分で貼り付けることも可能です。
この記事では、看板シートの貼り方と必要な道具、そして、看板シートを貼るときのちょっとしたコツなどを紹介しています。
この記事を読むことで、貼り方の違いや必要な道具や道具の特徴、きれいに看板シートを貼るためにしておきたい下準備がわかります。
ぜひ参考にしてください。
ドライ貼りと水貼りで使う道具が違う
看板シートを貼る時は主に2つの方法があります。
ドライ貼りと水貼りです。双方のメリットと注意点について説明します。
ドライ貼り
ドライ貼りは
水を使わずに看板シートを貼る方法です。
ドライ貼りのメリットは、必要道具が少ないことと、初心者でも手軽に貼ることができます。
ただし、
一度貼ってしまうと貼り直しができないので注意が必要です。
ある程度器用な人に向いている貼り方といえます。
水貼り
水貼りはその名の通り、
水を使って看板シートを貼っていきます。
水貼りで看板シートを貼るメリットは、看板シートを貼った時に位置が多少ずれてしまっても、少しなら調整ができるところです。
注意点は、水を使用する分、乾燥に時間がかかるため、
作業時間が長くなります。
時間をある程度確保することができ、正確な位置に看板シートを貼りたい場合におすすめです。
ドライ貼りの時に使う道具
看板シートをドライ貼りで行う場合に使用する道具は、スキージー、バジャリート、カッターの3つです。
#スキージー
スキージーは、ヘラみたいな形をしています。
ブレード部分を使って表面の空気や水分を抜く役割です。
スキージーを使用することによって、よれたり空気が入ることなく均一に圧着ができます。
ドライ貼りの場合、
プラスチック製のスキージーを使うのがおすすめです。
また、硬さも種類によって異なり、硬いものほど圧着しやすいですが、看板シートが傷つきやすいというデメリットもあります。(マットラミネートにすることで傷がはいりにくくなりますのでおすすめです。)
デザインによってグロスラミネートより反射を抑える事ができるので使い分けることが大切です。
スキージーがない場合は、
厚めのカードなど平たく硬いものにキッチンペーパーを巻きつける事で代用することも可能です。
#パジャリート
パジャリートは、裏切りカッターとも呼びます。
その名のとおり、シートの裏紙だけを切ることができる優れものです。
バジャリートを使って裏紙の一部分を切ってはがしておくことによって、看板シートの位置を決めて貼る工程がしやすくなります。
#カッター
カッターは看板シートを適切な大きさに切るという役割のほかに、気泡に小さな穴を開けて抜く役割もあります。
開けた穴は、ほとんど目立ちません。
水貼りの時に使う道具
水貼りの時に使う道具は霧吹き、ワイパー、ゴム製のスキージー、カッターの4つです。
#霧吹き
看板シートを貼る部分の掃除やのり部分と貼る部分の両方に吹きかける時に使います。
中身は、ただの水ではなく、食器用の洗剤が混じっている水です。
食器用洗剤を少量入れておくことによって、滑りやすくなり、看板シートの位置合わせの時に動かしやすくなります。
また、圧着する時に水をきれいに抜くことができる役割もあるのです。
#ワイパー
看板シートを貼る盤面(表面)をきれいに掃除する時に使います。
看板シートを貼る前に看板の面の部分や窓などに食器用洗剤が入った水を霧吹きで吹きかけて、ワイパーで水切りを行います。この工程を行うことで、看板シートにホコリが付着してしまうことを防ぐのです。
看板シートを貼る時に重要な工程の1つともいえます。
小さな看板シートの場合はキッチンペーパーでも代用が可能です。
#スキージー(ゴム製)
水貼りの時は、ゴム製のスキージーを使います。ドライ貼りと同様に圧着する時に使う道具です。
プラスチック製に比べて分厚く、弾力があります。水貼りでは、スキージーを使って中に溜まった水を抜くのでゴム製のスキージーが最適なのです。
ただし、滑りにくいのであらかじめスキージーと看板シートの表面に霧吹きで食器用洗剤が入った水を吹きかけておきます。
#カッター又はハサミ
水貼りの際のカッターの役割は、最適な大きさに切ることです。
ドライ貼りとは違って、気泡を抜くなどの工程には使いません。
看板シートを貼る時にやっておきたい下準備
看板シートを貼る時は、下準備が大切です。
下準備として水貼りでも紹介しましたが、
ホコリなどの細かいゴミをきれいに取り除くことです。
この作業を怠ってしまうと、せっかくシートがきれいに貼れたとしても気泡やゴミが目立ってしまう可能性があります。
このような、ちょっとした下準備が看板シートをきれいに貼るコツであり、初心者でもプロのように成功することができます。
必要な道具をそろえて看板シートをきれいに貼ろう
看板シートの貼り方にはドライ貼りと水貼りの2種類があります。
どちらも、メリットと注意点であるので、自分に最適だと思う方法を選びましょう。
また、必要な道具もドライ貼りに比べると水貼りの方が若干必要な道具が多いです。
道具も硬さや大きさなどさまざまな種類があり、ネットショップなどでそろえることが可能です。
また、ちょっとした下準備も看板シートをきれいに貼るためには大切です。ぜひ実践してください。