【窓ガラスの目隠し対策】すりガラスシートやその他の方法について

日常生活の中で外からの視線が気になる時や、通りに面したお店の窓の目隠し対策には、どのような方法が最適なのでしょうか?

この記事では、人目を気にせずリラックスして過ごせる空間を演出するための「目隠し対策」について、「すりガラスシート」をはじめ、様々な方法をご紹介していきます。

それぞれの予算やメリット、デメリットを比較しながら、最適な方法を見つけてくださいね!

「すりガラスシート(フィルム)」を使った目隠し対策について

できるだけ手軽に、安価で目隠し対策をしたいなら、「すりガラスシート(フィルム)」がおすすめです。

すりガラスシート(フィルム)とは、表面にすりガラス調の模様、裏が粘着面になった塩化ビニル製の薄いシート。貼るだけで透明ガラスを手軽にすりガラス調にリフォームすることができる便利な製品です。通常のすりガラス同様、柔らかい光を通して開放感を演出しつつプライバシーを守ります。すりガラスシートは、ネットショップやホームセンターなどで安価で購入できます。

透過性やその種類も様々で、紫外線カット、遮熱効果、ガラスの飛散防止などの機能を備えた製品もあり、用途や希望に応じて選ぶことができます。

その他、加工のしやすさもメリットのひとつ。窓の大きさに合わせて自分でカットしたり、好きな形に切りにぬいて部分使いも可能です。また専門店に依頼して、文字やモチーフなど好きなデザインに加工してもらうという方法もあります。

製品を選ぶ時は、使用環境に適したものを選ぶように注意しましょう。すりガラスシートには室内用と屋外用のものがあり、耐久年数もそれぞれの製品で異なります。また、網入りガラスなどには使えない場合があるので、どのような場所に貼れるのかも事前に確認しておきましょう。

「ミラーフィルム(マジックミラーフィルム)」を使った目隠し対策について

すりガラスシートの他に「ミラーフィルム(マジックミラーフィルム)」貼って透明ガラスの目隠し対策を行う方法もあります。

ミラーフィルム(マジックミラーフィルム)とは、内側からは外が見えて、外側からは鏡のように見えるマジックミラー仕様に加工できるシートです。紫外線カット、遮熱効果、ガラスの飛散防止などの機能を備えた製品もあり、用途や希望に応じて選ぶことができます。

ただし、光の反射によって場所によっては眩しく感じてしまうので、使用場所には注意が必要です。また、室内が明るく外が暗い状況下では、逆に外から室内が見えてしまうので、夜間の目隠し対策には使うことができません

「レースカーテン」を使った目隠し対策について

窓ガラスの目隠し対策として、最も一般的な方法が「レースカーテン」を使用するという方法ではないでしょうか。設置も簡単で、インテリアに合わせて様々な種類、模様のものを選ぶことができます。「ミラーレースカーテン」と呼ばれる目隠し対策に適した製品や、紫外線カット、遮熱効果などの機能を備えた製品もあります。

ただしレースカーテンの目隠し効果は、外が明るい日中のみに限られるので、夜間はカーテンとの併用が必須です。

「すだれ」を使った目隠し対策について

レースカーテンと近い目隠し対策として「すだれ」を設置するという方法があります。すだれとは、並べた割竹やアシなどを糸で編んで繋いだものです。近年のすだれは種類も豊富で、和風からアジアンリゾート風など、おしゃれなインテリアの一部として取り入れることができます。

カーテン同様手軽に設置でき、比較的リーズナブルなすだれですが、目隠しというよりは主に夏の強い日差しを避けるための製品となります。そのため、光を取り入れながら目隠しをしたい、という場合には向いていません。冬場に使用すると光が届かず室内が真っ暗になってしまいます。

「ブラインド」を使った目隠し対策について

カーテンを使用したくない場所では「ブラインド」を設置するという方法もあります。ブラインドには左右に開閉する横型式と、上下に開閉する縦型式があり、羽の方向を変えることで外からの視線を遮ることができます。また、時間帯や日の向きに合わせて光の量を調節することが可能です。

カーテンと比べてハウスダストなどのアレルギー原がつきにくいというメリットもあります。ただし、たくさんの羽がついているのでお手入れが大変という側面も。また、ブラインドを使い慣れていない方にとっては、開閉操作が複雑に感じられるかもしれません。

近年では、ガラスとガラスの間にブラインドが内蔵された窓ガラスなど、「手入れが大変」というブラインドのデメリットをクリアした製品も展開されています。

「格子用ポリカーボネート」を使った目隠し対策について 

外に格子が付いているタイプの窓であれば「格子用ポリカーボネート」を貼るという方法もあります。手軽に貼ることができ、すりガラスと同様の目隠し効果があります。室内が明るい状況下でも、中の様子はぼんやりと認識できる程度です。ただし、網戸やレースカーテンなどと違い、風を通さないというデメリットも。

また、原状回復が必要な賃貸などの場合、接着力が強い粘着テープなどの使用には注意が必要です。

「すりガラス」を使った目隠し対策について 

長期的な使用やリフォームの予算が取れる場合は、ガラスそのものを「すりガラス」に入れ替えてしまうという方法もあります。紫外線カット、遮熱効果を始め、ガラスの性能も様々な選択肢があります。すりガラスは透明ガラスと同程度に光を取り込むことができるので、部屋が暗くならないか心配という方にもおすすめです。

窓のさっしをそのまま使える場合は、ガラスだけを入れ替える方法になるので、短時間でのリフォームが可能です。既存の窓ガラスより高性能のものと入れ替えたい場合など、さっしごとの入れ替えが必要な場合は、費用はもちろん、作業時間も多くかかる場合があります。どちらの場合も自力でのリフォームは難しく、専門の業者に依頼するのが一般的です。

まとめ

窓ガラスの目隠し対策には様々な選択肢があります。希望や予算に応じた方法を選んで、居心地の良い空間づくりに繋げてくださいね。

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