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カッティングシートは、自動車や看板など色々なところで使用されています。そのカッティングシートには様々な種類があり、それぞれ特徴も異なります。そして、厚みのことも考える必要があります。カッティングシートの厚みは、仕上がった時の質感や加工のしやすさに影響するからです。ここでは、カッティングシートの厚みに関して解説していきます。
一般的には0.1mmから0.2mm
カッティングシートの具体的な厚みは製品ごとに異なりますが、0.1mmから0.2mmの範囲に収まっているものが多いです。そして、カッティングシートはミクロン単位で測ることがほとんどで、0.1mmの厚みは100ミクロンです。
基本的にカッティングシートは薄く作るのが難しいですが、技術の進歩によって100ミクロン前後のものも大量に出回っています。また、中には50ミクロンや80ミクロンなど、非常に薄い製品もあります。大体150から200ミクロン辺りになると厚いタイプとなり、肉眼でも厚みがしっかり確認できます。
薄い方がメリットが多い
一般的に、カッティングシートは100ミクロン以下の薄いタイプが好まれる傾向にあります。薄いと刃を入れる加工をするのも容易です。そして、穴の開いたデザインで必要ない穴の部分を台紙に残しておくカス取りという作業もスムーズにできます。
また、ある程度カーブしたものにも柔軟に合わせやすいです。さらに、複数のカッティングシートを重ねて、複雑なデザインを作る際にも違和感が出にくいでしょう。
そのようないくつものメリットがあるため、カッティングシートの市場は100ミクロン以下の薄いタイプが主流となりつつあります。
厚いタイプは低コストや演出重視向け
カッティングシートをステッカーのように使用する際は、貼っていることをはっきり演出したい人もいるでしょう。その場合は150から200ミクロンほどの厚みを持ったものを選択するのも一手です。
複雑なデザインではなく、貼る対象が極端にカーブしていなければ、厚みのあるカッティングシートでも問題なく貼れるでしょう。そして、カッティングシートは薄くするのが難しく、精度の高い設備や技術が必要になるため、コストが高くなりがちです。
それに対して、厚いタイプは比較的簡単に作れるため、そこまで高額にはなりません。そのため、特にこだわりがなければコストを優先して厚いタイプを選択するというのも良いでしょう。
50ミクロンから200ミクロンの中で選ぶ
カッティングシートの厚みは薄いものを含めて、50ミクロンから200ミクロン程度だと考えておくと良いでしょう。そして、0.1mm程度の違いでも加工のしやすさや貼りやすさ、コストなどが変わってきます。
そのため、どのようなものに貼り付けるか、予算はどれくらいかといったことを考えて選択しましょう。ただ、コストあるいは演出を考えない場合、厚いタイプを選択するメリットは特にない点は知っておきたいポイントです。