カッティングシートの費用相場や耐久性とは

できるだけ安価で、耐久性の高い看板を作成したい!そんな方におすすめの「カッティングシート」。この記事では、カッティングシートの特徴や、非電飾シート・電飾シートとの違い、費用相場についてご紹介していきます。店舗用などの看板作成をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

カッティングシートとは?非電飾シート・電飾シートとの違いについて

まず始めに「カッティングシート」の特長や耐久性、店舗用看板に使用される代表的な素材「非電飾シート・電飾シート」との違いについてご紹介してきます。

(1)カッティングシートの特長・耐久性について

一般的に「カッティングシート」とは、裏に粘着剤のついたシール状の「塩化ビニール製の薄いカラーシート」のことを指します。正確には「カッティングシート®」は「株式会社中川ケミカル」という会社の登録商標であり、一般名称は「カッティングステッカー」や「マーキングフィルム」と呼ばれるものになります。

カッティングシートは、単色のシートを文字や形に切り抜いて加工します。お店の看板、窓の装飾、車などの車両、販促品シンボルマークとして幅広く活用されています。表面の加工はマット、ツヤあり、メタリック、透明、蛍光、夜光など、数多くのバリエーションが存在します。

またカッティングシートには、主に「屋内用」と「屋外用」のものがあります。中でも屋外用カッティングシートは、雨風や紫外線などの屋外環境に強く、非常に耐久性の優れた製品です。屋外用カッティングシートの使用耐久年数は、大きく中期用(3〜5年)と、長期用(5〜7年)に分けられます。

(2)非電飾シートの特長・耐久性について

非電飾シートとは、カッティングシート同様、裏面に糊がついているシールのようなシートで「光を通さない」素材です。光を通さないように糊面はグレーです。夜間に使用する際は、アームライトなどを用いて外からライトアップする方法があります。

アルミ複合パネルやガラス面、その他様々な看板に使う盤面に貼ることができます。カッティングシートと大きく異なるのは、写真入りのフルカラー印刷での看板作成が可能な点です。商品メニューや人物の写真などを色々合わせて一枚の看板としてしたい時に適しています

耐久性は、表面にラミネート加工を施すことによって、屋外でもその地域の気候環境にもよりますが約3年から5年の長期使用が可能です。

(3)電飾シートの特長・耐久性について

電飾看板シートとは、カッティングシート同様、裏面に糊がついているシール状のシートで「透過性のある」素材です。糊面は白になっています。夜間も透過光で鮮やかにプリントを表現できるため、内照式看板(内側に蛍光灯のある看板)や窓ガラスを看板仕様にするウィンドウディスプレイに最適です。

アクリルパネルやガラス面、その他様々な看板類に貼ることができます。カッティングシートと大きく異なるのは、非電飾シート同様写真入りのフルカラー印刷での看板作成が可能な点です。商品メニューや人物の写真などを色々合わせて一枚の看板としてしたい時に適しています

耐久性は、表面にラミネート加工を施すことによって、屋外でもその地域の気候環境にもよりますが約3年から5年の長期使用が可能です。

カッティングシートの費用相場について

カッティングシートを使用した看板作成の費用相場は、デザイン、サイズ、シートの種類にもよりますが、1枚あたり数千円〜10,000円ほどです。ほとんどの場合、1枚から注文が可能で無駄がありません。

カッティングシートで看板作成【メリット・デメリット】

ここでは、カッティングシートでの看板作成についての【メリット・デメリット】をまとめてみました。

カッティングシートで看板作成【メリット】について

■人目を引く発色の鮮やかさ・メリハリのある表現

看板を作成する上で、最も重要なのが「人目に留まりやすい印象的なデザインであること」ではないでしょうか。単色のシートを切り抜いて作成するカッティングシートはシート自体にあらかじめ色がついているため、色むらやはみ出しがなく発色がくっきりと鮮やか。また、余分な背景がないので、メリハリのある表現が可能です。特にショーウィンドウなどのガラス装飾に使用する際には、カッティングシートのメリットを感じることができます

またライトを当てると、立体感や奥行き感が出て独特の演出ができます。

■省スペースで様々な場所に設置が可能

非常に薄く柔らかい素材であるカッティングシートは、貼り付けや加工が容易で貼り付け場所を選びません。お店の環境によっては、店前や店内に看板を設置するスペースがない場合もあるかと思います。場所をとらず、窓や壁に貼り付けるだけで特別な印象的な看板を設置できるのは、カッティングシートならではです。

■1枚からの小ロット注文が可能

ネットショップなどで販売されている多くのカッティングシートは、1枚からの小ロット注文が可能。必要最低限の枚数を購入できるため、無駄なコストをカットできます。

■屋外使用にも適した高い耐久性

特に屋外用のカッティングシートは、雨風、紫外線などの屋外環境に強く、シートの種類によっては5〜7年ほどの長期使用が可能です。

カッティングシートで看板作成【デメリット】について

■複雑なデザイン、写真プリントは不可

単色のシートを切り抜いてデザインするカッティングシートは、線の描写、複雑なデザインの再現には向いていません。また素材の特性上、シート自体への印刷はできません

■印刷物と比べると使える色が限られている

カッティングシートには多くのカラーバリエーションが存在しますが、インクジェットプリントなどの印刷物と比べると使える色が限られています。多色使いのデザインを希望する場合は、それぞれの色ごとの加工が必要になります。

■除去作業の手間がかかる可能性がある

非常に耐久性に優れたカッティングシートは、貼り付け場所、大きさ、粘着強度によっては除去作業に手間がかかる可能性があります。除去作業は適切な手順で丁寧に進めましょう。

まとめ

カッティングシートのメリットはもちろん、デメリットや他の素材との違いを頭に入れて、より良い看板作成に繋げてくださいね。最近では、ネットからの注文で気軽にオリジナル看板の作成が可能です。実際の費用を知りたい場合やデザインに悩んだ際は、お問い合わせフォームなどから直接専門店に相談してみるとスムーズです。

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