古いキッチンを簡単リメイク「カッティングシート」選び方のポイント

キッチンを手軽にリメイクしたい時におすすめの「カッティングシート 」。リメイクの方法は、シール状のシートを貼るだけ。予算や大掛かりな手間をかけずに、キッチンの印象をがらっと変えることができます。また原状回復が必要な賃貸住宅に使えるのも嬉しいポイント。 この記事では、そんな「カッティングシート」の選び方のポイントについてご紹介しています。キッチンのリメイク・プチリフォーム・DIYをお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。  

キッチンリメイク・DIYにおすすめの「カッティングシート」とは?

「カッティングシート」とは、裏に粘着剤のついたシール状の「塩化ビニール製の薄いカラーシート」のことを指します。 耐久性の高さや、低コストで導入できることから、キッチンなどのリメイクの他、看板や店内サインなど幅広い用途で使われています。 正確には「カッティングシート」は「株式会社中川ケミカル」という会社の登録商標となりますが、「キッチンリメイクシート」「カッティングステッカー」「マーキングフィルム」などのビニール製シートを総じてカッティングシートと呼んでいる場合もあります。  

キッチンインテリアに合わせたデザイン(柄)のカッティングシート を選ぶ

カッティングシートを貼る範囲が広いほど、キッチンの印象は大きく変わります。どんなデザイン(柄)がキッチンのインテリアにマッチするのか、どんな印象のキッチンを目指すのか、しっかりと仕上がりをイメージしながらカッティングシートを選びましょう。  

どんなインテリアにもマッチするシンプルな「無地」

キッチンをシンプルにまとめたいなら、合わせるインテリアを選ばない「無地」のカッティングシートがおすすめ。古びたキッチンも壁や棚の色を統一するだけで、すっきりと都会的な印象に。定番の白の他、グレー、モーブブルーなどのニュアンスカラーを選んでもおしゃれ。 シートの継ぎ目の柄合わせの必要がなく、貼る際のズレも目立ちにくいためDIY初心者さんにもおすすめです。また、柄物のシートの比べて色あせなどの劣化が目立ちにくいというメリットも。  

ナチュラル系インテリアにおすすめの「木目柄」

ナチュラル系インテリアには木目調のカッティングシートがおすすめです。ただし木目調と言っても、濃いブラウン系から明るい白木目などその種類はさまざま。 どんなキッチンにも馴染みやすい柄ではありますが、色味選びは慎重に。壁や床、ダイニングテーブルなどの面積の大きな家具との色味を合わせると、統一感のあるインテリアに仕上がります。  

カフェ風キッチンにぴったりの「レンガ柄」

カフェのようなおしゃれなキッチンを目指すなら、暖かみのある「レンガ柄」はいかがでしょうか。レンガ柄は存在感があり、キッチンの印象を大きく変えることができます。 ただし、シートの継ぎ目の柄合わせなど貼る際の難易度はやや高め。部分使いでキッチンインテリアのアクセントとして取り入れる方法も。  

水回りと相性抜群、清潔感のある「タイル柄」

タイル柄のカッティングシートなら、汚れが目立つキッチン周りも清潔感漂う空間に早変わり。本物のタイルよりもお手入れが簡単なのも嬉しいポイントです。 白やライトブルーなど、淡い色のタイルならすっきりとした仕上がりに。ビビッドカラーなど、個性的な色を選べばインテリアのアクセントにも。  

高級感漂う洗練されたインテリアに「大理石柄」

高級感漂う都会的なインテリアを目指すなら「大理石柄」のカッティングシートがおすすめ。大理石柄にもさまざまな色味や柄がありますが、壁や床、家電の色味と合わせると、馴染みやすくなります。  

貼る場所に合った機能のカッティングシートを選ぶ

キッチンリフォーム用のカッティングシートを選ぶ際は、剥がしすさや耐久性、使用環境など、その「機能」にも注目しましょう。  

原状回復必須の賃貸住宅では「貼って剥がせる」タイプのカッティングシートを

カッティングシートやキッチンリメイクシートの粘着力は、種類によっても異なります。特に原状回復が必要な賃貸住宅のキッチンをリメイクする際には、必ず貼って剥がせるタイプのシートを選びましょう。 シートを貼る場所や使用環境によっても剥がしやすさが異なる場合があります。事前に製品の説明書きをよく読んでおきましょう。  

シンク周りのリメイクには「防水」タイプのカッティングシートを

キッチンの中でも、特にシンク周りに貼るシートは水に強い「防水」タイプのものを選びましょう。中には表面は水に強くても、シートと壁の隙間から水が進入してすぐに剥がれてしまうという製品も。 すぐに貼り直しということのないように、どの程度の水濡れに耐えられる製品なのか、しっかりと確認して選びましょう。  

コンロ周りのリメイクには「耐熱性」タイプのカッティングシートを

コンロ周りのリメイクには必ず「耐熱性」タイプのシートを選びましょう。IHタイプのコンロであっても同様です。油はねなどの汚れを落としやすい素材を選ぶと、お手入れの際の手間も削減できておすすめです。 また、窓辺など日差しがよく当たる壁には、紫外線に強いタイプのものを選ぶようにしましょう。  

正確にカットしたいなら「メモリ付き」カッティングシートが便利

収納棚などの小さな面や入り組んだ場所に貼る際には、裏紙にメモリが入ったタイプのカッティングシートがおすすめです。寸法合わせの手間や時間を減らし、正確にカットすることが可能です。  

まとめ

低コストで誰でも手軽にできるカッティングシートでのキッチンリメイク。シート選びのポイントをおさえて、おしゃれなキッチンを目指しましょう♪

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