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自分のオリジナルのデザインにしたい、人とは違った雰囲気に変身させたいなど、バイクを自由にカスタマイズ出来るのがカッティングシートです。
手軽に貼り付けることができ、コツさえ掴めば初心者でも曲面が綺麗に仕上がります。
ここでは、バイクのカッティングシートの貼り方や曲面を貼り付けるときのコツなどについて解説します。
曲面にカッティングシートを貼る前の準備
用意するもの
カッティングシートを貼り付ける前に、必要なものを準備しておきましょう。
用意するのはカッティングシートや水、霧吹き、タオル、マスキングテープやドライヤーです。
さらに、カッターやフィルムを擦るためのヘラや中性洗剤も用意しましょう。
貼り付けるところを綺麗にしておく
カッティングシートを貼りたい部分をタオルで綺麗にして、シートの粘着力を最大限に活かせるようにしておきます。
バイクは前日までに洗車して、汚れやホコリを落としておきましょう。
水分が残っているとシートが貼りにくくなったり、粘着力が弱まったりしますのでバイクをしっかり乾かしておくことも重要です。
水分が残っているときは乾拭きをして、水気を残さないようにしましょう。
気温が高いときに作業する
カッティングシートのほとんどは10℃以下の気温になると、粘着力が弱まると言われています。
本来の粘着力を発揮することが出来ずに剥がれてしまう可能性がありますので、作業をするときには気温が高いときにしましょう。
寒い時期に作業をしなければならないときにはシートをドライヤーで温めてから使うと貼りやすくなります。
カッティングシートを手に入れたらすぐに作業をする
すぐに作業を行うときにはカッティングシートを平らにして、シワを無くしておきます。
高温多湿は避けて、作業するまで大切に保管しておきましょう。
長期間作業することが出来ないときにも高温多湿は避けて、フィルム袋に入れておきます。
粘着力を低下させないためにも、手に入れてから3ヶ月以内に作業するように心掛けましょう。
カッティングシートの基本の貼り方
カッティングシートには水を使わないドライシートと水を使ってバイクに貼り付けるウエットタイプのものがあります。
ドライタイプのものは作業工程が少なく、手軽に貼れるのが特徴です。
細かい部分や面積の小さい部分に向いています。
ウエットタイプのものはすぐに密着しないため、貼り直しが出来るのが良いところです。
粘着力もアップするため、剥がれにくさにも定評があります。
ドライタイプのカッティングシートの貼り方
カッティングシートを貼りたい場所にシートを被せて、マスキングテープで端っこを固定します。
この時点では下紙は剥がさずに、位置だけを決めていきます。平行になっているのか、シワが寄っていないかなど細かいところまでチェックしましょう。
少し離れた場所からも見て、その位置で良いのか何度も確認することも重要です。
位置が決まったら、下紙を剥がしてシートを貼り付けます。
空気が入らないようにヘラで表面を擦りましょう。
強く擦るとバイクに傷が付くこともありますので、優しく撫でるのがコツです。
また、遠くから貼り付けた場所を確認して、気泡があればカッターで穴をあけて取り除きます。
貼り終えたら2日から3日乾かすと定着します。
水で貼るタイプのカッティングシートの貼り方
カッティングシートを貼りたい場所を確認したら、その位置に中性洗剤を溶かした水を吹きかけます。
水の量が250ml、中性洗剤は15mlにして、よく混ぜましょう。
これを霧吹きに入れて噴射するだけです。中性洗剤を入れることで滑りが良くなり、カッティングシートが貼りやすくなります。
修正が楽になって、貼り直しが可能になるのもメリットです。
シートを裏返しにして下紙を剥がして、決めておいた位置に置きます。
下紙を取り除くときにはシートに平行になるようにスライドさせて、下紙にシートが付かないようにしましょう。
決めておいた位置に置いたら手で押さえて、ズレないようにします。
水分が無くなるまでそのままにして、ある程度乾燥したらヘラで空気を抜くだけです。
曲面に綺麗にカッティングシートを貼るコツとは
曲面に貼るカッティングシートはあらかじめカットする
曲面にカッティングシートを貼りたいのなら、貼りたい部分に合わせてシートをカットしておきます。
貼りたい部分にマスキングテープを張り合わせて、型を作ります。
テープの端を重ねるように貼り付けると一気に剥がすことができ、簡単に型が取れます。
はみ出している部分はテープをカットしたり、油性ペンで印を付けたりして形を整えましょう。
型を取ったマスキングテープをカッティングシートに貼り付けて、ハサミで切ります。
慎重に貼り付ける
バイク本体に貼り付けるときには時間を掛けて、ゆっくり作業することが最大のポイントです。
曲面ですから貼りにくい場合もありますが、焦らずに作業すれば失敗も軽減することが出来ます。
一発勝負で貼り付けるのが不安なときにはウエットタイプのカッティングシートを使って、修正出来るようにすると安心です。
シワはドライヤーで取り除く
カッティングシートを曲面に置いたら、中央部分だけをしっかり押さえつけます。
すると、中央部分を中心に放射線状にいくつかのシワが出てきます。
これを綺麗に取り除いていくことで、曲がったところでも綺麗に貼ることが可能です。
ドライヤーでシワの部分に熱を加えて、シートを縮めます。
シワの端にドライヤーの熱を加えて、少しずつ指で押さえましょう。
一気にやろうとはせずに、数カ所に分けて作業を進めます。
作業を続けていくと段々とシワが無くなり、綺麗に曲面になります。
どうしても気泡が入ってしまうのなら、針などの小さな穴を開けられるもので空気を抜きましょう。
流れを把握してから作業を始めよう
バイクにカッティングシートを貼り付けるときには手順をよく理解して、貼り方やポイントを押さえておくことが欠かせません。
手順やポイントを知っていれば失敗する確率も低くなり、満足いく仕上がりになるでしょう。
初めてカッティングシートを扱うときにはバイク以外のもので練習して、ある程度コツを掴んでから作業するのがおすすめです。
曲面に貼り付けるときにも練習をして、やり方を覚えておきましょう。